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前話より 続き
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初めて跨がる憧れのバイク…





やっと手にしたBig1
店頭で跨がろうとしたその瞬間…

ボクの顔から笑みが消える…。

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あ、あ、足が… つ、つかないっっ (◎o◎;;
まぢかぁ、うそだろ?

だめ…だめだ
何度跨がり直しても、
つま先がつくかつかないかのバレリーナ状態。


それだけじゃない。

めちゃ重い。
いや…くそ重いという表現がぴったりだ。

サイドスタンドを起こすどころか
ハンドルさえも切り返せない…。


全身から血の気が引いていく…。










リッターバイクに乗るのは初めてじゃない。
実は、CB1300SF(SC40)に4年…乗っていた。

そう、イチサンからの乗り換えなのだ。
カタログ数値をみても、イチサンとさほど変わらない。

data001

だから軽く考えていた。
1300が乗れてたんだからBig1もまぁ同じ調子で…


甘かった…






バイクはカタログ数値だけで判断できる乗り物ではない…
そのことに、
あらためて気づかされたボクだった。








必死になって
Big1のサイドスタンドを払い
車体を立てようとした次の瞬間…





ボクの視界の中で
ゆっくりと傾いていくBig1の姿があった…

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思い出すのもおぞましい…
納車当日の、いや納車直後の立ちゴケ。



幸いにもBig1の傷は
グリップエンドとミラーがちょっと傷ついた程度。

ボクの足が、その巨体の下敷きとなっていたから…(泣)






半月以上、痛みが続いた左足と腰。
いやそれ以上に
心の凹みようの方が、ずっとずっと痛かった。


Big1にはもちろん乗れない。
というより、触る気もしない…。






買うんじゃなかった… こんなバイク

心の中で、
ぼそっとつぶやくもうひとりの自分がいた…。

 


<続く>