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前話より 続き
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足も届かない。
取り回しもおぼつかない。
さらに、サイドスタンドはらえば、ふらつき始める…。


やっと手にした憧れのCBは、
ボクにとってあまりに手強い相手だった。


それでもやっぱり…こいつに乗りたいっっっ
どうしても…走らせたいっっっ





納車直後の立ちゴケショック…
そこからやっと立ち直ったボクが始めたのは…

あまり大きな声では言えないけれど…

  腕立て伏せ、
  腹筋、
  そしてランニング…   筋トレだった。

Big1を取り回すための体力がまず…ボクには必要だった。










そして、Big1を駆る日がやってくる…。

足の長さだけは、どうにもならなかったけど(泣)





なんとかBig1に跨がり
必死で車体を起こし、おそるおそるクラッチをつなぐ…


まずは、走り出したCB…。

しかし、ボクはまたここで
大きく凹んでしまう事実に直面するのだった…。






今まで乗っていたイチサンとこのBig1…
同じリッターCBとは思えない… 走りが全然違うじゃんっっっ


sc3040

乗り味が、全く違う。








イチサンに乗っていた4年間…
ボクは、腕が上がったなぁと自分なりにほくそ笑んでいた。

  がんがん走れる。
  ぐいぐい曲がれる。

  どんなもんだ♪
  1300のバイクを自在に操れるぜ!

そんな自分に酔っていた。


13a





でも、それは実は大きな間違いだったことを
Big1…1000SFは教えてくれた。




Big1は、ぜんぜん思い通りに走ってくれない。
なんで? 同じリッターCBなのになぜ???






実はイチサンは…
へたくそな乗り手でも
その腕をしっかりとカバーしてくれるバイクだった。

ライダーに優しい、とてもよくできたバイク。

  そう、ボクは走りの腕が上がったのではなく
  イチサンに助けてもらいながら走っていたのだ。







でも、Big1…1000SFは、それが通用しなかった。

きちんと基本に忠実に
乗り手がしっかりと意志を持って操らなければ走ってくれない。

90年代の古いリッターバイクは
そこまでライダーに優しくはなかったのだ…。






1000SFに乗り換えて
自分は実は…めちゃへたくそじゃないか。
基本が何にもわかってなかったんだ…

いやというほど、それを思い知らされた…。


1000a




Big1との付き合いは6年目になる…。
未だにこのバイクを乗りこなせているという自信は、ボクにはない。



でも、何年かかっても
いつか、こいつを乗りこなせるようになりたいと思う。




歳とって、自分がくたばるのが先か
工業製品としての限界がきて、Big1が壊れるのが先か…



ボクは今日も
コイツと戦いながら走り続けている。